今回は、酒田五法の1つ“三空”についてです!
FXではあまり見かけませんが、FXでの応用方法もありますので最後まで読んでくださいね!
酒田五法 その2:三空(さんくう)
三空は、一定期間をかけて形成する複数足のパターンです。
空(くう)については、以前の記事で説明しましたのでこちらをご覧ください。
FXではそれほど多くありませんが、他の金融商品のチャートに空が出現することは珍しいことではありません。
むしろ、FXのように前日の終値と当日の始値がほとんどいっしょということの方が少ないので空の出現は頻繁にあります。
相場格言の中には“空の押しは窓埋めまで”というのがあります。
1回目の空で発生した値幅の空白は比較的埋まることが多く、そこは押し目買いや戻り売りのポイントとして有効だと考えられています。
3日経過しても空が埋まらなければ、しばらく相場のトレンドが一方向に強まる可能性があるとも言われています。
空は相場を動かす大きな材料が出たときや、前日の引けまでに買い方や売り方のパワーが消化しきれなかったとき、
方向感が分からないもみ合いから抜けた初期の段階で、溜まっていたパワーが一気に放出されるたときなどに出現することが多いです。
しかし、空が同じ方向へ短期間に何度も続くことはあまり多くありません。
酒田五法では、空ができた回数によって一空、二空…と呼び、3回連続で空が出現した“三空”を重要なサインとします。
三空踏み上げ・三空叩き込み
三空の中でさらに有名なのが“三空踏み上げ”と“三空叩き込み”です。
“踏み”とは、売り方が損失覚悟でポジションを買い戻して決済することを指す相場用語です。
踏み上げは、踏みが入って相場が上昇することを意味しています。
反対に、買い方が損切り覚悟でポジションを売り決済することは“投げ”と呼びます。
三空踏み上げ
三空踏み上げは、売り方の踏みが踏みを呼び、相場が空を開けながら勢いよく上昇したことが分かります。
これまでの上昇で苦しめられた売り方の多くが市場から撤退した証拠です。
すると、今度は上昇相場に乗った買い方が利益確定の売り場面を模索する局面へ移行していくことが考えられます。
買い方の手仕舞いによる売りが強まって相場が天井をつける可能性がきわめて高いということです。
三空叩き込み
三空叩き込みは、買い方の投げが投げを呼び、相場が空を開けながら勢いよく下落したことが分かります。
これまでの下落で苦しめられた買い方の多くが市場から撤退した証拠です。
すると、今度は下落相場に乗った売り方が利益確定の買い場面を模索する局面へ移行していくことが考えられます。
売り方の手仕舞いによる買いが強まって相場が底をつける可能性がきわめて高いです。
FXでの三空の活用方法
厳密にいえば空は発生しませんが、空を発生させる勢いで大陽線や大陰線を形成することは多いです。
それが何本も続けば相場の勢いが偏り続けていると判断できます。
上昇相場が最終局面を迎えていると思われる付近で大陽線が連続すれば天井、下落相場が最終局面を迎えていると思われる付近で大陰線が連続すれば底をつける可能性があります。
このように三空の考え方を取り入れ、危機管理をすることができるということです。
FXだと、週が明けた月曜日の市場が開いて各証券会社やFX業者のオープン時間になると、
金曜日の終値から価格が一気に開いて窓が出来たりするね!
さて、僕の豪ドル/日本円の売りポジションはどうなってるかn・・・
上に向かって窓が・・・空いた・・・!
もう、ポジション全部損切りすればいいのに
三空は、大きいトレンドが発生しているサイン!
FXでは見ないけど、大陰線や大陽線に置きかえてみるとなんとなく分かると思います!
さて次は、三川編です!リバーサルフォーメーションのスパイクと被る内容になっていますので、気楽に見てくださいね!
スパイクについて、まだ未知の領域だという方はぜひ以下の記事を参考にしてみてください!
初心者からここまで成長したFX YouTuber JINがおすすめする業者は以下の通り
コメント