移動平均線とレートの関係、適切な期間は?


今回は、移動平均線のレートの関係と適切な設定期間についてお話ししようと思います!

 

えっ、移動平均線の設定に正解なんて無かったんじゃないのか?

もちろん、これという正解はないよ?
一般的に設定される値を今回は紹介しようと思っています。


移動平均線とレートの関係

図1:単純移動平均線

以前の移動平均線の概要を説明した記事でも説明しましたが、移動平均線の役割は、相場のトレンドをつかみやすくすることです。

ローソク足は常に上下を繰り返し上ヒゲや下ヒゲをつけることで一時的にトレンドが見づらくなってしまうことが多々あります。

そんなときの補助になるのが移動平均線です。

移動平均線は、それぞれの足の終値を平均化した値を線で結んだものですが、そこで気にしなくてはいけないのは、移動平均線とレートの関係です。

移動平均線とレートの位置関係で、その時の市場参加者の心理を読み解くことができます。

ローソク足5本分の移動平均線はローソク足5本の終値の平均なので、その期間の市場参加者の暫定的な建値として見ることができます。

例えば、上昇トレンド中に移動平均線を上回るレートで推移している場合、その期間に買いポジションを建てた市場参加者は平均的に含み益になっていると捉えることができます。

反対に、下落トレンド中に移動平均線を下回るレートで推移している場合、その期間に売りポジションを建てた市場参加者は平均的に含み益になっていると捉えることができます。

その他にも、価格と移動平均線の距離が徐々に縮まってくれば、今後買い方と売り方の勢力が逆転する可能性がありそうだと事前に予測することもできます。

移動平均線の傾きが緩やかになってくれば、トレンドの勢いが弱まっていることがわかりますし、価格が移動平均線から一時的に大きく乖離しているようなところは、平均値と比較して相場が買われすぎや売られすぎの状態にあるとも判断できます。

移動平均線の適切な期間

図2:移動平均線の一般的な設定

移動平均線は、期間によって傾きの角度が変わります。

期間が短ければ移動平均線の動きは細かく角度は急になり、期間が長ければ動きは緩やかで滑らかなのが分かるかと思います。

一般的に移動平均線の設定期間は短期線25・中期線75・長期線200と設定している方が多いようです。

これは株式取引の日足分析の名残で定着している期間になります。

もちろん、これ以外の期間で設定されている方もいますが、慣れるまではこの期間で設定すると無難に分析できると思います!

それぞれの移動平均線の比較

移動平均線は、SMA(単純移動平均線)・WMA(加重移動平均線)・EMA(指数平滑移動平均線)の3種類があり、ローソク足の終値をそれぞれの計算方法で平均値を出し線にしたものです。

計算方法については、以下の記事にまとめていますのでぜひ読んでみてください。

では、実際のトレードにおいてどの移動平均線を用いたらよいのか?という疑問が浮かんでくるかと思います。

そこで図3を見ていただきたいのですが、これはローソク足25本分のSMA(青)EMA(オレンジ)WMA(緑)です。

図3:ローソク足25本分のSMA・EMA・WMAの比較

それぞれを比較すると分かる通り、直近のレートを重視しているWMAやEMAはレートにいち早く反応していることが分かるかと思います。

SMAは、単純な終値の平均値なので遅効性が見られます。

スキャルピングやデイトレードの短期トレードはEMAやWMAを、中期や長期といったスイングトレードはSMAを用いるのがオススメです。


ちなみに僕は中長期のスイングトレーダーなので200日移動平均線を活用しているんだお!


そ、そのわりには短期でトレードしている事が多いように見えるのは気のせいか・・・?


自分のスタイルに合った移動平均線を見つけて手法を確立していこう!

移動平均線の使い方は、十人十色です。
設定している本数が多かったり少なかったり、設定期間も投資家の数だけあるものです。

自分なりの使い方を見つけてトレードに取り入れてみてくださいね!


いかがでしたでしょうか?今回紹介したものが一番いいとかこれが正解っていうわけではないですからね。
手法や個人の感覚によっても変わってくるので検証してみて自分の答えを探してみてください!


※記事中のチャートツールはtradingview.comを活用しています

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