証拠金とは?先物取引で利用されている証拠金制度について徹底解説

先物取引を行うにあたって、必ず利用することになる証拠金制度

「よくわからないけど、そういうものでしょ?」
「少ない資金で取引ができるんだっけ?」

こんな風になんとなくで理解し、完璧に理解している方は少ないかもしれません。

そこで今回は証拠金についてまとめてみました。

なぜ必要なのか?について追究し、証拠金制度についての理解を深めていただける内容になっています。

ぜひこの機会に証拠金について、しっかりと把握しておきましょう。


今回は証拠金についてだお!
今までちゃんと理解してなかった人は、この記事で知識を深めるのだ!
資金管理をする上でも知っておいたほうがいい知識になるとおもうぞ!

目次

証拠金とは?

まずは、証拠金そのものについて解説したいと思います。

証拠金とは、差金決済をする場合に発生する、損失リスクに対する担保のことです。

本来の契約で必要な資金の数%でも取引ができるのは、証拠金を担保として預けるからなんですね。

先物取引の契約は、〇年後に〇〇gを〇〇万円で購入する(商品先物取引)のようなイメージですが、証拠金制度と差金決済を使えば、途中で発生した利益を得ることができます。

ここまで読んで「イマイチ意味がわからない」といった方は、こちらの記事から読んでみてください!
商品先物取引について解説していて、差金決済についても詳しく触れているのでぜひ。

https://jinfxblog.com/archives/12099

証拠金のメリット

証拠金のメリットは下記の2つだと考えられます。

  • 少ない資金でも大きな金額を運用できる
  • 少ない資金でも大きな利益を狙える

それぞれ解説していきますね。


なんだか似たような内容だし、同じことじゃないんか?お?


それを今から解説するんだってば。
適当に読み流すんじゃなくて、ちゃんと理解してくれよな…。

少ない資金でも大きな金額を運用できる

少ない資金でも大きな金額を運用できるのは、証拠金最大のメリットかもしれません。

本来であれば数百万円の資金がないと取引できない商品でも、証拠金制度を利用すれば、その数%の資金で取引可能になります。

まずは参考までにGMOクリック証券の金スポットの価格をご覧ください。

最低約10000円から取引可能となっています。
※記事公開時点(2021年8月30日)での情報となります。

https://www.click-sec.com/corp/guide/cfd/study/lineup_gold.html

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先ほどのリンクを辿っていただくとわかるのですが、金の単位にトロイオンスという単位が使用されています。

トロイオンスについての解説をはじめると長くなるので、今回は1トロイオンス=約31gの金だという認識のみでいきましょう。

話を戻すと、つまり約31gの金取引を約10000円から始めることができるということなんですね!

こちらを記事公開時の金相場の視点から考えてみると、かなり少額で取引ができることに気づきます。

金の価格=約6400円/g(2021年8月29日時点)

本来金31gを扱う取引をする場合、6400円×31g=198400円

以上のことから、約10000円で約20万円分の金取引ができるということがお分かりいただけたでしょう。

ただし最低証拠金の10000円で本来の20倍近くの価格差がある取引をしてしまうとかなりリスクが高いので、少なくとも数万円の証拠金は用意しておきたいところです。

こちらの理由に関しては追証という証拠金を追加で用意しなければならない状況に繋がりますので、現段階では「取引するなら数万円は用意しなきゃ」といった風に覚えておいてください。

トロイオンスや追証については別記事にて詳しく解説予定なのでお楽しみに!


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過去にノックアウト・オプションについて書いた記事はこちら

https://jinfxblog.com/archives/1692

少ない資金でも大きな利益を狙える

前述でご紹介した内容に似ていますが、こちらも証拠金制度のメリットです。

本来必要な資金の数%で取引を行うわけですが、途中で発生した利益を差金決済により利益確定することができます。

たとえば、金1kg(1g=6400円)の取引をするとしましょう。

金1kgをトロイオンスに換算すると約32トロイオンスになります。
GMOクリック証券でいうと、金スポットで32枚のポジションを持つイメージですね。

32トロイオンスの取引に必要な証拠金は約10000円×32=約32万円。
本来であれば640万円必要ですが、20倍のレバレッジを効かせていることでこうなっています。

そして約32万円で取引開始し、数日後に仮に金の価格が1g=7000円になった場合、1gあたり600円の利益が生まれ、1kg(1000g)に換算すると1000倍である60万円の利益が発生するのです。

そこで差金決済をすれば、元手約32万円で60万円の利益を生み出すことができます。

上記の例のように、短期間で大きな利益を得られる可能性があるのは、証拠金制度を使った取引のメリットでしょう。

ただし利益獲得パターンで例えをご紹介しましたが、反対に損失する場合も同じイメージです。

一瞬にして60万円の損失となる場合もあります。いいことばかりではありませんので、取引の際は資金管理・リスク管理に十分注意してください。


要するに、本来必要な金額の数%を使って大きな利益を得られるってことね!
もちろん損する可能性もあるって事だから、慎重に取引していくお!


結構ちゃんと理解してるじゃないか。
証拠金も余裕資金の中から用意して、間違っても生活資金に手を付けないようにな。

 

~数カ月後~

 

あの、慎重に取引していたつもりが、年始からインフルエンサーの発言を真に受けて金(ゴールド)を買ってしまい含み損が凄いんですけど、どうしたらいいですか?

1800ドルに戻ってきたら損切りするって言ってたけどまだしないの?いつするの?

番外編:FXの証拠金について

今回は先物取引について話をしていますが、FXでも証拠金と呼ばれる概念があります。むしろFXはもともと「外国為替証拠金取引」という名称なのです。

証拠金とひとくくりにしてしまうと様々な取引に証拠金という言葉が使われているのでややこしいですが、取引をするために担保を預けて、差金決済をするという意味では同じものだと考えられています。

しかし商品先物と為替の明確な違いについては、限月が挙げられます。

先物取引は証拠金を担保に期限付きのやりとりを約束する一方で、FXの証拠金は実際の通貨を購入している現物取引と同じ様な感覚でポジションを保有し、特定のレートが変化したあとの差額で損益が発生します。

ここを少ない証拠金で多めの為替を持つことが出来るという点では、株の信用取引と似た様なものになります。

先程のリンクと同じですが、商品先物取引については過去にも取り上げましたのでこちらも是非読んでみてくださいね。

https://jinfxblog.com/archives/12099


たぶんこのブログの読者は実際の業者じゃなくて普通にFXトレードや金(ゴールド)とかのトレードをするような、いわゆる一般の個人投資家の諸君だと思うんだ。そういう人は細かく気にしなくて良いよ。
勿論僕も正直調べてみてわかったことだから、この知識が何の役に立つかはぶっちゃけわからん

 

えっ、じゃあ何で解説したんですか?

知識として覚えておくとドヤできそうなのと尺稼ぎのためです

まとめ

今回は証拠金について解説してみました。

最後に記事の内容を振り返ってみましょう。

  • 証拠金はFXや先物取引で必要な担保のようなもの
  • 証拠金があれば、少ない資金でも短期で大きな利益を狙えるが、逆に短期で大損する可能性もアリ
  • 追証の危険性もあることを理解しておく

ぜひ参考にして、今後の取引に生かしてみてくださいね!

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