アルケゴスショックの損失規模が100億ドルを突破!4月の決算発表で明らかになった企業も!?

3月下旬に起こったヘッジファンド“アルケゴス・キャピタル・マネジメント”の破綻を巡る問題、
通称、アルケゴスショック。

 

アルケゴスに関わっていた金融機関が被った推定の損失額は100億ドルにも上ると言われていましたね。

 

そんなアルケゴスショックで世界の様々な金融機関が被った損失額は、
先日、合計100億ドルを突破しました。

 

そろそろ世界がやばいんじゃないの・・・?


アルケゴスショックで世界の金融機関が被った損失額がトータルで100億ドルくらいだと言われていましたが、つい先日その100億ドルを突破したらしいので、今回はアルケゴスショックの被害総額100億ドル突破についてと、4月の決算発表でアルケゴスショックの被害にあった企業が新たに明らかになったので、これらについてまとめていきたいと思います。

以前のアルケゴスショックの記事については、こちらを見てみてくださいね。

世界の金融機関が100億ドルの損失!?アルケゴス問題について
みずほもダメなのか!? ~ アルケゴス破綻でみずほ銀行もヤバイかも!
目次

アルケゴスショック、ついに100億ドル突破

3月下旬に判明した、ヘッジファンドのアルケゴス・キャピタル・マネジメントが超絶ハイレバレッジ取引をしたことによる破綻問題で、世界の金融機関での合計の損失額が100億ドルいくのではないか?という問題が非常に注目されています。

そんなアルケゴスショックですが、世界の金融機関では、ついに推定損失額だった100億ドルを超えてしまったようです。

アルケゴス損失、世界の銀行で計100億ドル突破-野村とUBSが追加

ビル・フアン氏のファミリーオフィス、アルケゴス・キャピタル・マネジメントのポジション崩壊に絡む損失は、野村ホールディングスとスイスのUBSグループが27日に合わせて37億ドル(約4000億円)余りを公表し、世界の銀行の合計が100億ドルを突破した。

引用元:アルケゴス損失、世界の銀行で計100億ドル突破-野村とUBSが追加 – Bloomberg

さらに広がりを見せているアルケゴスショックですが、損失額が大きくなった背景には一体なにがあったのか、このニュースをもとに見ていきましょう。

野村ホールディングスの損失計上が止まらない!

2番目に被害が大きかった野村ホールディングスの損失額が日に日に計上されています。
野村ホールディングスは、4月の決算発表で2457億円の損失額を計上したみたいです。

野村HD、アルケゴス関連損失3000億円超ーリスク管理強化進める

国内証券最大手の野村ホールディングスは27日、米投資会社アルケゴス・キャピタル・マネジメントとみられる顧客との取引での損失が合計で約3077億円に膨らむと発表した。

引用元:野村HD、アルケゴス関連損失3000億円超ーリスク管理強化進める – Bloomberg

2021年1~3月期の純損失は1554億円に陥り、これは新型コロナウイルスの影響での保有資産の評価損を迫られた2020年1~3月期以来の損失だそうです。


そういや野村ホールディングスと並んで紹介されていたクレディ・スイスは?
あそこの損失額はいくらなの?

クレディ・スイスは55億ドル・・・
つまり日本円で約6000億円だね・・・

 

おい!さっきまで間違えて6兆って記載してただろ!!!

ひいいすみませんすみません訂正してお詫びします!!!

アルケゴスショックで新たに損失が明らかになった機関

4月の決算発表では、様々な企業や金融機関がアルケゴスショックで被った損失が次々と明らかになりました。

特に驚かれたのがモルガン・スタンレーの損失額です。

モルガン・スタンレーは4月の決算発表で、突然9億ドルの損失を明らかにして投資家やアナリストをびっくりさせています。

モルガン・スタンレーとUBSについては、決算発表前に発表するほど重大な損失ではないとして決算発表前の損失額の発表はしなかったと述べています。

損失額が大きかった順に金融機関を並べると、

  1. クレディ・スイス
  2. 野村ホールディングス
  3. モルガン・スタンレー
  4. UBS

という順番になります。


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他金融機関はどうなったの?

アルケゴスショックで名前が挙がっていた他の金融機関や企業についてですが、

JPモルガンとシティグループ、ドイツ銀行は影響を免れたものの軽微な損失ゴールドマン・サックス・グループとウェルズ・ファーゴは損失を完全に回避していたみたいです。

まだまだ気が抜けないアルケゴスショック

4月の決算発表シーズンということもあり、損失被害の報告が多数続いているアルケゴス・キャピタル・マネジメントの破綻問題ですが、この先もまだまだ被害報告はあがっていきそうですね。

アメリカのFRB(連保準備理事会)のパウエルFRB議長も、アルケゴス・キャピタル・マネジメントの巨額損失問題に関して状況を注視しながら、国内外での連携を取って真相解明に努めるとの姿勢を見せています。

海をまたいで問題となっているアルケゴスショックですが、終息するのは一体いつ頃になるんでしょうね・・・

この先もまだまだ明らかになっていない企業があった場合、新型コロナウイルスのダメージにさらに追い打ちをかけることになると思いますので、こういった事態にならないことを祈るばかりです。


つぎつぎにいろんな金融機関で損失が明らかになっていくアルケゴスショック。
事態の終息はいつになるんだろうな・・・

 

事態が終息しても、損失分は戻ってこないわけだし、
信用も落としているからアフターケアが大変そうだ・・・

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