行き当たりばったりで投資するな！ 強力な投資戦略「ドル・コスト平均法」をおさらい！

ソース先

4 Key Investment Strategies to Learn Before Trading

https://www.investopedia.com/investing/investing-strategies/

投資戦略はありますか？

あなたには「投資戦略」がありますか？なんとなくの感覚や勘に頼って、行き当たりばったりで投資していませんか？

投資をしていると「投資戦略」という言葉をよく耳にします。

「投資戦略」とは、投資で最終的に利益を生むことを目的として、あらかじめ準備・計画・運用の方策を立てることです。

しかし具体的にそれが何を意味するのか分からず、それを事前に決めずに売買を行っている人も多くいます。

実に多くの投資家が運任せの投資をしており、トータルで損をしてしまう、はたまた市場から退場させられているのが実情です。

強力な投資戦略「ドル・コスト平均法」

「投資戦略」には人それぞれ色々な考え方があります。そこでここからは、誰でも今すぐ真似できる「よく知られた投資戦略」を紹介していきます。

その1つが「ドル・コスト平均法」と呼ばれるものです。

ドル・コスト平均法とは

ドル・コスト平均法とは金融商品を一定金額、定期的に購入する手法です。

「最も買い時なタイミングを狙って投資したと思ったが失敗だった」という経験は少なからず誰しもあります。ドル・コスト平均法では常に一定の金額を定期的に積み立てていくので、長い目で見ると、価格変動の影響を減らすことが可能です。

市場のタイミングを見計らって金融商品を買う労力もなく、自動的に投資できるとあって、初心者から上級者まで幅広い投資家が活用しています。

どういう仕組み？

ドル・コスト平均法は「一定金額を定期的に買う」仕組みのため、このような買い方となります。

• 金融商品の価格が値下がりすると購入量（口数）が増える
• 金融商品の価格が値上がりすると購入量（口数）が減る

例えば毎月3万円投資するとします。1月は1口1000円だったので30口買いました。しかし2月は1口500円になったので60口、3月は1200円で25口、4月は800円で37.5口、5月は1500円で20口購入でした。

このようにドル・コスト平均法で毎月継続して3万円分買い続けると、合計172.5口となり、1口あたりの平均投資額は870円になりました。

一方でドル・コスト平均法を使わず、毎月30口ずつ買っているとどうでしょう。同じ金額投資したにも関わらず、口数は22.5口少ない150口になっています。

ドル・コスト平均法が向く人とは？

ドル・コスト平均法はほとんどの投資家にとって有効な戦略になります。

いまの相場が安いのか高いのか判断が難しい以上（これは素人でも専門家でも同じです）、一度に多額のお金を投資するというのは現実的ではないでしょう。

• 認知バイアス：先入観で不合理な判断をする
• 損失回避バイアス：失うことに敏感でこれを回避しようとする
• 確証バイアス：自分に都合良い情報ばかり集める傾向

人間はこれらの弱点を持っています。

しかしドル・コスト平均法は「自動で安い時にたくさん買い、高い時に少なく買う」メカニズムなので、市場の短期的な値上がりや値下がりを無視でき、また平均購入価格も安定します。つまり人間の弱みを排除してくれるのです。

長期投資に最も向いた手法であり、「バリュー投資」「グロース投資」「モメンタム投資」とも併用可能です。

とにかくリスクを避けて長く投資を続けていきたい人にはうってつけの方法と言えるでしょう。

ドルコスト平均法のメリット・デメリット

それではドルコスト平均法のまとめです。

是非参考にしてみてくださいね。

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