ストレート通貨とクロス通貨の違いとは?〈前編〉

ユーロ円(EUR/JPY)がクロス円と言うのは、お分かりですか?

ではクロス円の意味はどうでしょう?

意味分かってなくても爆益です!って方は良いと思いますが、少しでも気になった方はこの記事を読み進めてみて下さい。

以前の記事では、通貨ペアの特徴をそれぞれの国の特徴などからオススメを書きました。

その記事はこちら

取引通貨ペアの選び方は?通貨ペア毎の特徴の違いを解説!

今回は通貨ペアの基本的な仕組みについてです。

通貨ペアの仕組みも理解して、更に通貨ペア選びの参考にしてもらえたらと思います。


この記事は前編と後編に分かれてるよ。
前編では通貨ペアの仕組み、後編ではその中でもクロス円を詳しく掘り下げて書いています。


目次

通貨ペアとは?

通貨ペアとは、売買する2国の通貨の組み合わせのことを指します。

「ユーロ/米ドル」「米ドル/円」のように、通貨ペアは「/」で分けて表示します。

通貨ペアの一例

FX初心者の方でも、どの通貨ペアにしようかな〜と選ぶ時に見た事あると思います。

通貨ペアの左右の通貨にはそれぞれ役割があります。
左側 「主軸通貨」 取引でメインになる通貨
右側 「決済通貨」 

FXの損益はこの2国間の通貨の売買による為替差益によって生じています。

円とドルでの売買、ユーロと米ドルでの売買といった取引がされる2国間の通貨を「通貨ペア」といいます。


FXの取引は日本円を売ってドルを買う、ユーロを売って米ドルを買う、というように
必ず2国間の通貨で行われてるんだ。


ストレート通貨とクロス通貨

通貨ペアには、ストレート通貨クロス通貨2種類あります。

ストレート通貨

私たちは日本で生活していることから、円を中心に考えがちですが、為替市場は基軸通貨である「米ドル」を中心に取引されています。

その基軸通貨、米ドルが直接絡んだ通貨ペアをストレート通貨といいます。

米ドルと他の通貨がストレートに取引されている図

上の図の様に、米ドルとストレートに取引しているからドルストレートと呼ばれています。

もちろん、米ドル/円もドルストレートですがその他に

「ユーロ/米ドル」「英ポンド/米ドル」「豪ドル/米ドル」などもドルストレートです。

ドルストレートのレートの算出方法

ドルストレートにおけるレートの見方は、いたってシンプルです。

単純に、米ドル/円なら1米ドル/○○○円、ユーロ/米ドルなら1ユーロ/○.○○米ドルといった風に、米ドルとの2国間のレートを見るだけ!



この時は1米ドル107円だね。



この時は1ユーロ1.08
米ドルだ!簡単だね。


円が絡まない通貨の損益の出し方

日本円以外の損益は「値幅×取引数量×円貨レート」の計算式に当てはめて算出します。

〈例〉・取引数量 10Lot(100,000通貨)・円貨レート 1米ドル=110円
    EUR/USDレート1.0800の時に買い、1.0900の時に決済したとします。

(1.0900-1.0800)×100,000×110=110,000の利益になります。

この様に上記の計算式を使って損益を計算する事が出来るのです。

損益は米ドルではなく、決済したその時の米ドル/円のレートで自動両替されて、円で算出されるのです(両替手数料はかかりません)

ストレート通貨を決済する時は

米ドル/円のレートが高いほど利益も損失も大きくなり、レートが安いほど利益も損失も小さくなります。

この様に、ストレート通貨を取引する時も、米ドル円のレートが常に損益に関与しています。

クロス通貨

クロス通貨とは、ドルを含まない通貨ペアの事です。

例えば「ユーロ/円」「豪ドル/円」「ユーロ/英ポンド」「英ポンド/スイスフラン」などですね。

では、なぜクロス通貨と呼ぶのでしょうか?

米ドルを介して取引する図(ユーロは例外もあり)

このように、取引のために米ドルを仲介する通貨ペアをクロス通貨(合成通貨ペア)と言います。

(例外としてユーロ/円は直接取引される場合もあり。)

FXの取引は、ユーロ/円やユーロ/英ポンドのように、米ドル以外の取引をする場合であっても、基軸通貨となる米ドルを介さなければいけない仕組みとなっているのです。

クロス円

クロス通貨の中でも、円が含まれる通貨ペアクロス円と言います。

ただし、「米ドル/円」は米ドルと取引されるので「ドルストレート」に分類されます。

つまり、クロス円とは、米ドル以外の通貨と日本円の組み合わせのこと。

例えば、以下のような組み合わせが「クロス円」となります。

「ユーロ/円」「豪ドル/円」「英ポンド/円」「NZドル/円」「トルコリラ/円」など


通貨ペアの所でも出てきたけど、○○○/JPYみたいに右側がJPYだとクロス円って事なんだな。


前編のまとめ

ドルストレートは2つの通貨、そしてクロス円を含むクロス通貨は米ドルが絡んでいるので、実質3つの通貨で取引をしている仕組みをお分かり頂けたでしょうか?

米ドル/円じゃないドルストレートを取引する時も、決済する時に米ドル/円のレートで損益を計算したり、クロス円を取引する時も米ドルを介して取引されていたりと、通貨ペア同士は密接に関係している事が、前編の記事ではお分かりいただけたかと思います。

前編では通貨ペアの基礎である仕組みを書いてきましたが、後編ではクロス通貨の中でも皆さんに馴染み深いクロス円のレートの見方や、通貨ペアの仕組みを実際のトレードにどう活かすのか?を書いていきますので、合わせて後編も読んでみて下さい。

ストレート通貨とクロス通貨の違いとは?〈後編〉
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