一目均衡表の基本的な見方と使い方について

今年は爆損しまくりだったので勉強も兼ねて一目均衡表の見方と基本的な使い方について記事にしていこうと思う。

 

おいおい、人が変わったのか?というかそんなに勉強しても覚えきれないだろ・・・

 

FXウォーリアたるもの、いろんなインジケーターの基本的な使い方くらいは覚えておかないと!

その努力に結果がついてきたら最高なんだけど・・・初心者の人のためにインジケーターの選択肢を与えようとしている姿勢は素晴らしいと思います・・・


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目次

一目均衡表を構成している要素について

図1:一目均衡表

一目均衡表は、ローソク足のチャート上に転換線”、“基準線”、“先行スパン1”、“先行スパン2”、“遅行スパン”の5つの線を描写して、それぞれの関係や価格との位置から相場を分析するのが、もっともオーソドックスな手法です。

これら5つの線については、以前の記事に軽く説明していますので、こちらをご覧ください。

一目均衡表とは?日本が世界に誇る一目均衡表について

一目均衡表の基準線

図1:一目均衡表の基準線

一目均衡表では基準線が最も重要な線だと言われています。

日足を基準に説明していきますが、当日を含めた過去26日間の値幅の中間値で、その名のとおり、相場そのものの基準値と位置づけられます。

もっとも単純な使い方に、価格との位置関係を見る方法があります。価格が基準線の上で推移していれば現在の相場は強く、価格が基準線の下で推移していれば現在の相場は弱いと捉えます。

基準線の推移している方向が相場の方向を示していると考えられていることから、たとえ価格が上昇していても基準線がいっしょに上昇していなければ、上昇相場は続かない可能性が高いと判断します。

また、サポートやレジスタンスの機能を果たすとも考えられているので、し目買いや戻り売りのポイントとしても使われます。

ただし、それには基準線に方向が伴っていることが条件となります。

基準線が上昇しているときはサポート、低下しているときはレジスタンスになりうると考える必要があります。

一目均衡表の基準線と転換線の関係

図2:一目均衡表の基準線(赤)と転換線(青)

基準線と転換線の位置関係も大切なポイントです。

転換線が基準線を上回って推移していれば強い相場、転換線が基準線を下回って推移していれば弱い相場と捉えます。転換線が基準線を下から上に突き抜けることを“好転”、上から下に突き抜けることを“逆転”と呼び、好転や逆転が発生したポイントをエントリーポイントに用いる方法が知られています。

転換線が基準線を下から上に抜けたら買う、上から下に抜けたら売るというやり方です。


これは、移動平均線でいうゴールデンクロスとデッドクロスの考え方と一緒だお!
ゴールデンクロスとデッドクロスについては、記事にしているので見てみてね!


移動平均線を使った代表的な手法!ゴールデンクロスとデッドクロス

一目均衡表の雲の厚みとレートの関係

図3:一目均衡表の雲とレートの関係

先行スパン1と先行スパン2の価格差を視覚的にわかりやすく色で塗りつぶした部分を“雲”と呼びます。

この雲の部分も相場の状況を判断する材料になります。

先行スパン同士の位置関係は、過去の価格の動きに応じて上下が入れ替わります。基本的には、相場が上昇トレンドのときは“先行スパン1>先行スパン2”、下落トレンドのときは“先行スパン1<先行スパン2”となりますが、ぶっちゃけこれはどうでもいいです。

一番大事なのは、レートの位置関係と雲の厚みです。

基本は、価格が雲の上で推移していれば強い相場、雲の下で推移していれば弱い相場と捉えます。

雲の厚みは抵抗の強さを表していて、雲が厚ければ厚いほど、価格が雲の中を通り抜けにくく、サポートやレジスタンスとして機能することが多いと考えられています。

先行スパン1と先行スパン2が交わって雲の厚みがなくなっているポイントは“ねじれ”といいます。

価格が雲を下から上へ抜けた“好転”、上から下へ抜けた“逆転”は、雲が厚いほど相場に強いパワーがあった証拠となり、有効なエントリーポイントとして活用できます。

また、雲はレートに対してだけではなく、遅行スパンに対してもサポートやレジスタンスの役割を果たすと言われています。

一目均衡表の遅行スパン

図4:一目均衡表の遅行スパン

当日の終値を26日前の価格のところに描いた遅行スパンは、そのまま現在と26日前の価格を比較する役割を果たし、エントリーポイントを示唆するものと考えられています。

遅行スパンの算出に使われる26という期間は、一目均衡表の時間論で用いられる“基本数値”という概念の中に含まれる数の1つです。

基準線の算出期間も26ですし、転換線の9も基本数値の1つです。
先行スパン2の算出に適用される52は、26の倍数です。
一目均衡表の多くが、基本数値をベースに考えられています。

そして、一目均衡表の生みの親である一目山人は、遅行スパンを非常に重要な線と位置づけています。

基本的には、遅行スパンがローソク足の上で推移していれば相場が強く、ローソク足の下で推移していれば相場が弱いと捉えます。遅行スパンが26日前のローソク足を下から上に突き抜けたら“好転”で買い、上から下に突き抜けたら“逆転”で売りと、エントリーポイントとしても活用されます。

雲がサポートやレジスタンスになり、遅行スパンの動きに影響を与えることもあります。
遅行スパンが雲の上限付近で伸び悩んだり、下限付近で下げ止まったりするようなときは、レートが今後伸び悩んだり下げ止まる可能性があると判断することもできます。


これについての考え方は、移動平均線のグランビルの法則に近いものを感じるね


【グランビルの法則】移動平均線でトレードしてみよう!《前編》
【グランビルの法則】移動平均線でトレードしてみよう!《後編》

一目均衡表の基本的な見方と使い方を覚えてトレードに活かしてみよう!

一目均衡表の基本的な見方と使い方はざっとこんな感じです。

しかし、これは一目均衡表の能力のほんの序の口に過ぎません。

気になった方は、ぜひ検索してみたり専門書を手に取って立派な雲使いを目指してください!

このブログでも一目均衡表の解説をできるかぎりしていけたらと思っていますのでお楽しみに!

次の記事はこちら!

一目均衡表の三役好転と三役逆転について

※記事中のチャートツールはtradingview.comを活用しています

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