「S&P500は30%下落もあり得る」1950年代から市場を見守り続けたウォール街の重鎮が予想

モルガン・スタンレーがS&P500を3460予想してますがウォール街で名を轟かす伝説的ストラテジストも同じ意見のようです

 

おわた・・おわたよ・・・・


長年にわたる功績から誰もが一目置くウォール街の伝説的なストラテジスト、ボブ・ファレル氏(90)。すでに現役を引退した身ながら、昨今の米国株式市場について興味深いコメントを発信しているようです。

ソース先

This Wall Street legend has lived through every bear market since the 1950s. He says the one coming could hit the S&P 500 with a 30% loss

https://www.marketwatch.com/story/this-wall-street-legend-has-lived-through-every-bear-market-since-the-1950s-he-says-the-one-coming-could-hit-the-s-p-500-with-a-30-loss-11652111307

目次

伝説的ストラテジストのボブ・ファレル氏

御年90歳のボブ・ファレル氏は、業界のすべてを見てきた言っても過言ではありません。

1957年にアナリスト研修生としてメリルリンチに入社した彼は、45年にも及ぶキャリアのなかで、強気相場・弱気相場・バブルなど、ありとあらゆる市況を目撃してきました。

同氏がメリルリンチの上級投資顧問を務めていた1990年代後半に出版した「投資の掟・10箇条」は、金融業界の専門家ならびに個人投資家の”必読書”とも言われるほどに。米国株の大幅安が続く今こそ参考にすべきアドバイスが列挙されており、ウォール街の典型的な明るいセールスマンから身を守ることを可能にしてくれる”サバイバルガイド”になっています。

ファレル氏の「投資の掟・10箇条」

ファレル氏が自らの経験に基づき作り上げた「投資の掟・10箇条」について簡単に紹介しておきます。

  • 時が経つと相場は平均に戻る
  • 一方向に行き過ぎた相場は逆方向への行き過ぎにつながる
  • 相場に新世界が到来することはなく行き過ぎた相場は永遠には続かない
  • 急騰・暴落が予想以上に進むことは往々にしてあるが、横ばいの状態でそれが調整されることはない
  • 大衆はたいていの場合高値づかみをし、底値買いなどほとんどできない
  • 恐怖心と欲は長期的な判断に勝る
  • 幅広く銘柄が買われる相場は強固だが、優良株の限られた銘柄に買いが集まる相場は脆弱だ
  • ベア相場には急落・反発・長期的な下降トレンドの3段階がある
  • 専門家の予想が皆一致するとき、そんな時に何か他のことが起こる
  • ブル相場というものは・ベア相場より魅力的である

ファレル氏の考える今後の展開

ファレル氏は最近でこそ世間の目から遠ざかっていますが、ローゼンバーグ・リサーチ・アンド・アソシエーツの創業者でエコノミストのデービッド・ローゼンバーグ氏との対談を実施。

4月27日に配信された同社顧客向けウェブキャストでファレル氏が米国株の今後を予想していました。

  • 米国株式インデックスへの投資家は30%の損失を被る可能性がある
  • 米国株価の下落圧力は夏まで続く可能性がある

S&P500は3460まで下落する可能性も

「我々は目下ベア(弱気)相場のなかにいます」と語るファレル氏。

市場はハイテク株などグロース株を支持しなくなってきており、S&P500を高みに押し上げてきた大型株は徐々に失速。下落が止まる頃には「株価がすべて暴落することも考えられる」とのこと。

「S&P500は30%下落する可能性があり、そうなれば3,460をつける」と警告しています。

弱気相場の根本的要因とは

ファレル氏には今の市場の低迷が自然なものに見えています。特に過去数年間は初心者が投機的に株を購入したせいで、過剰なブル(強気)相場が作られてしまったと指摘します。

  • 簡単に稼げてしまい過当投機によって過剰なブル相場が起きた
  • 多くの初心者や経験の浅い投資家がFOMO(自分だけ取り残される不安や恐怖)で株を買い始め、素直にも株は上昇し続けるものだと信じて疑わなかった

前述した「投資の掟・10箇条」の3番目と5番目を振り返ると明白ですが、「トレンドが長引くほど、多くの人はそれが永続的なものと考えてしまう」とファレル氏。

そのため個人投資家は株式や債券の大部分を(これからも上がると考え)ピーク時に最大限購入してしまい、逆に下落局面では(これからも下がると考え)買う量も最低限になる傾向があるようです。

ベア相場は今後6ヶ月の痛みを伴う

バング・オブ・アメリカのチーフ・ストラテジストであるマイケル・ハートネット氏も悲観的で、過去のベア相場の動向を分析したところ、投資家は今後数ヶ月にわたって痛みに耐える必要があると言います。

ソース先

If history repeats itself, the bear market has 6 months of pain ahead, Bank of America’s chief strategist says

https://finance.yahoo.com/news/history-repeats-itself-bear-market-163227152.html

「歴史が繰り返されるのであればベア相場が終わるのは2022年10月」とハートネット氏。

しかも同氏はS&P500の3,000到達を予想しており、それが現実となれば、今の価格からさらに約25%下落することを意味します。

投資家へのアドバイス

弱気相場というのは投資家の全面降伏が出て初めて終わるものです。S&P500が3,000〜3,460まで落ちれば、もちろん多くのインデックスファンド保有者が失望することでしょう。

そこで様々な防衛策が必要になってきます。

「インデックスファンドで最高の収益を上げていた時期から、適切な個々の株式やセクターを特定して収益を上げていく時期に移行しています。自分ならそちらに専念するでしょうね」とファレル氏。

安値を付けた銘柄を底で買うよりもラリーで売るか、もしくは防衛銘柄やサイバーセキュリティ関連銘柄、ユーティリティ銘柄、エネルギー銘柄といったバリュー株やゴールド、さらには収益を生むMLPを保有していくことが重要とも説いていました。

MLPとは:
Master Limited Partnershipの略で、天然ガスや石油のインフラなど、エネルギー事業を主な収益源とする共同投資事業形態のこと。ニューヨーク証券取引所やNASDAQなどの金融商品取引所に上場しており、事業形態は不動産の賃料収入を収益源とするREIT(不動産投資信託)に似ている。


早くて夏、最悪10月まで下落を想定すればいいんですね!了解でーす!

 

って、いやだあああああ反発カモンンンンンン

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