為替っていきなりドカンと動くことがよくあるイメージなんだけど、それってなんでなん?
うむ。理由は様々だ。色々な理由があるからこそたくさん起きているようにも見えるんだな。
今回の記事ではそんな「為替相場が動く理由」について焦点を当てて書いてみたので是非勉強していってくれよな
そもそも為替相場ってどうして動くの?
FXを始めた人たちなら誰しもこんなことを思ったことがあると思います。
「そもそもなんで為替相場って動いてるの?」
「為替相場が動く要因ってなんだろう・・・」
FXをこれから始める人やビジネスで初めて為替と関わる人にとって、為替相場がどんな背景で動くのか知りたい方もきっと多いと思います。
そこで今回は、為替相場が動く要因についてわかりやすく簡単にまとめてみましたので、しっかり覚えていきましょう!
為替相場が大きく動く要因
外国為替相場には世界中の数多くの参加者が存在し、相場感もプレイヤーの数だけ分かれます。
例えば、
- 為替の売買をして為替差損益を狙う機関投資家やヘッジファンド
- 輸出企業や輸入企業のいわゆる実需の企業
- 個人投資家やトレーダー
など、さまざまな参加者が存在し、様々な市場参加者の為替売買によって相場が動いていきます。
為替相場が変動する要因は挙げればがきりがありませんが、簡単に大きく分けると4つの要因が挙げられます。
ファンダメンタルズ的要因
ファンダメンタルズ的要因とは、経済の状況や金融政策の動向によって為替が変動することをいいます。
具体的には以下のようなことが挙げられます。
- アメリカの景気が拡大 ⇒ 中央銀行が金融政策を引き締め ⇒ 米ドル金利が上昇⇒米ドル買い
- 中国景気が減速 ⇒ 中国から資金を引き揚げる動きが加速 ⇒ 人民元売り外貨買い
基本的に為替の大きなトレンドを決めるのは、このファンダメンタルズ要因と考えましょう。
具体的に言うと、アメリカのFOMCや雇用統計、FRB議長の発言などもこれらに含まれると考えてOKです。
為替相場のトレンドは基本的に巨額のお金を動かすヘッジファンドなどの機関投資家の動きに左右されるもので、そういった機関投資家が一体何を重要視しているかというとファンダメンタルズ分析なのです。
短期の売買が相場を動かすこともありますが、その後にヘッジファンドなどの機関投資家が動かない限り大きなトレンドは発生しないことが多いです。
実需的要因
需給的要因は、輸出企業や輸入企業など実際の需要に絡む外国為替取引が相場に影響を与えることです。
例えば、以下のような具体例があります。
- 日本の輸出が拡大 ⇒ 外貨売り円買い取引の増加
- 日本企業によるM&A(合併と買収)が拡大 ⇒ 外貨買い円売り取引の増加
これは、例えば“ゴトー日”や“仲値”、“月末や期末”などの時期は実際の需要に絡む取引が集中しますので、為替相場がいつも以上に動くことがよくあります。
月末英ポンド上がるよアノマリーってのを僕が見つけて動画でドヤってたけど、あれも一応実需的な要因だったってことでいいのかな?未だに理由がよくわからんけど数ヶ月連続とかヤバくね?
うーん、どうだろうな。あくまでもアノマリーとして捉えておくべきだと思うぞ
ただそういう部分を見つけてトレードに活かすのも分析と戦略のひとつだな
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政治的(地政学的)要因
政治的要因(地政学的要因)とは、各国の政変や紛争などが為替動向に影響を与えることです。
例えば、以下のような具体例があります。
- 新型コロナウイルス感染症が世界的に流行 ⇒ ドル買い円買い
- アメリカでテロが発生 ⇒ ドル売り
また、最近は見向きもされなくなりがちですが、北朝鮮がミサイルを発射すると地政学的リスクが高まってリスクオフから円高(円買い)が進むこともありました。
テクニカル的(心理的)要因
テクニカル的要因(心理的要因)とは、チャートポイント付近でそれを意識した投機的な動きが出ることです。
例えば、“ドル円がサポートラインを割り込んだ ⇒ ドル売り円買いの加速”などが挙げられます。
テクニカル的要因は、短期トレーダーや投機家が意識しているポイントと言えます。
為替が大きく動く要因まとめ!
というわけで、為替相場が大きく動く要因をまとめると、
- ファンダメンタルズ的要因
- 実需的要因
- 政治的要因(地政学的要因)
- テクニカル的要因(心理的要因)
以上の4つとなります。
大きなカテゴリーで見てみると、株や先物取引、それから仮想通貨なんかにも当てはまりますね。
相場はこれらの要因が密接に絡み合って動いているので、分析を1つだけに絞るのではなく、それぞれの要因を理解してどういった相場局面なのか見極めてトレードしましょう。
いろいろな角度から相場を見てみようね!
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