トラリピの運用では、どういう所に注意したらいいの?
FXでは口座に預けている証拠金が不足すると、その時点でロスカットが発生して、強制的にポジションが決済されてしまいます。
ロスカットが発生すると多額の証拠金を失うので、ロスカットだけは絶対に発生させないように運用する必要があります。
今回はトラリピ運用中にロスカットにならない・危なくならないように、どこに注意したらいいか参考にしてくださいね。
ぜひ最後まで読んで、トラリピについて学んでください。
トラリピ運用中にチェックするべき、証拠金維持率!
どれくらいなら安全なのか、感覚で覚えてくださいね
感覚だけじゃなくて、計算方法も見ておこうな
トラリピ運用中の証拠金維持率の目安と計算方法は?
トラリピもFX運用ですので、利益を積み重ねていくならロスカットだけは絶対発生しないように運用することが前提です。
ロスカット:
保有しているポジションの含み損がある一定の水準に達すると、証券会社やFX業者が強制的にポジションを決済する仕組みのことです。いわゆる、“強制的な損切り”のことを言います。
トラリピのロスカットラインは、“証拠金維持率が100%以下になった時点”で発生します。
証拠金維持率が150%・120%になった時点でアラートメールが届いて注意喚起がありますから、メールはいつでも見られるようにしておいてくださいね。
証拠金維持率の計算は、以下の式で求めることができます。
有効証拠金÷必要証拠金×100
例えば米ドル円の証拠金率は4%ですので、米ドル円が105円の時に1万通貨の取引をするのに必要な証拠金は、4万2千円という計算です。
有効証拠金は口座残高から評価損益を差し引いた金額になりますので、刻一刻と変化しています。
米ドル円が105円のポジションを持っていて104円になった時の損益は1万円ですから、口座に10万円入れて取引している場合の計算は以下の通り。
9万円(10万円 – 1万円(損益)) ÷ 4万2千円 × 100 = 225%(証拠金維持率)
証拠金維持率225%は危ないラインで、米ドル円が101円あたりでロスカットしてしまう計算ですね。
証拠金はなるべく多めに用意しておかないと、トラリピでも安定した運用ができないわけです。
特にトラリピを始めとするFX自動売買では、含み損を多く抱えることになりますので、証拠金維持率の管理だけは細心の注意を払ってください。
証拠金維持率1,000%が理想的
トラリピを完全にほったらかしで運用したいなら、証拠金維持率は1,000%が理想的だと言われています。
これくらいの余裕があれば、暴落してもロスカットするようなことはないので、安心していいと思います。
僕もトラリピ運用では1,000%を目安に入金しています。
中長期的な運用を目指すなら、証拠金維持率は1,000%を目指して運用してください。
僕がトラリピ運用で利益を出しているのは、理由があるんです
危ない橋は渡らないように、証拠金は多額に用意して、安全なラインで運用しているからです!
追加入金できるなら証拠金維持率はもう少し低くてもOK
証拠金維持率は1,000%が目標ですが、これでは資金効率がよくないかもしれません。
リスクを考えれば安全圏内で運用すべきですが、多額の証拠金を用意できない人は、退屈に感じてしまうかもしれませんね。
証拠金はいざ危なくなったら入金する、という方法もあります。
確かに暴落時には証拠金が危うくなるかもしれませんが、1日で一気に落ちきってしまうことはありませんので、急いで入金しておけば間に合います。
先日のコロナウィルスによる大暴落でも、米ドル円が110円以上から100円付近まで落ちるのに、1ヶ月近くもかかっています。
為替も株も、1日で落ちきることはほとんどありませんので、いつでも入金できるように準備しておけば、だいたいのパターンで間に合うと思います。
最初からすべての証拠金を入れておかなくても、普段はもしもの時のために準備しておくだけも問題ないですよ。
追加入金キャンペーンを活用する
トラリピでは暴落時には追加入金キャンペーンを開催していることがあります。
入金額に応じてマネースクエアポイントが貰えますので、貰えるものは貰っておきましょう。
僕も以前に追加入金キャンペーン狙いで、1,000万円を入金して上限ポイントまでガッツリと貰いました。
貰ったポイントは現金化して、さらにトラリピの取引で使えますので、無駄にはなりませんよ。
キャンペーンはその時によって内容が異なりますので、必ずその時に開催されているキャンペーンを確認してくださいね。
証拠金維持率300%を切ったら入金する
追加入金の目安ですが、個人的には300%くらいまでは余裕だと思っているので、このラインを目安にして貰えばいいかなと思います。
一般的にFXの運用目安としては、短期的な運用なら300%・長期的な運用なら1,000%が、証拠金維持率の目安と言われています。
僕は1000万円入れて運用して年利11%程度が出ていますが、それは資金管理をちゃんとやっているからです。
投資はギャンブルではないので必要以上のリスクは取らないように、証拠金維持率だけは細心の注意を払ってください。
リスク試算でロスカットラインを確認しておく
トラリピ運用中は証拠金維持率に注意する必要がありますが、そもそも危なくならないように運用することが大事です。
トラリピ運用試算表でも証拠金維持率が試算できますので、すべての注文が成立した時に証拠金維持率が300%以下にならないようしてください。
さらに重要なのは、ロスカットラインです。
僕の場合はリーマンショックが来てもロスカットしない水準まで、証拠金を用意して運用しています。
もう1度リーマンショックが来ても、ロスカットせずに運用を続けられます。
さすがにリーマンショックは100年に1度と言われているので滅多に起こりませんが、少なくても直近10年の最安値よりロスカットレートが下回っていた方が安心です。
2020年のコロナショックでは新興国通貨が歴史的最安値を下回ったので、絶対安全というわけではないですけどね。
資金管理には十分に注意してください。
余裕を持った運用をすることが、トラリピで利益を積み重ねていくコツです。
含み損がどんどん増えていく…
あと5円下がったら、ロスカットになってしまう
もうダメだ!損切りしてやり直そう!
ロスカットラインは確認したでしょ
証拠金維持率が危ういなら、入金して耐えた方がいいかもしれないよ
証拠金維持率をしっかり考えてトラリピを使おう!
初心者からここまで成長したFX YouTuber JINがおすすめする業者は以下の通り
コメント
コメント一覧 (3件)
投稿ありがとうございます。
始めたばかりで証拠金維持率まさに気になってました。
含み損の増え具合を見つつ、調整してみたいと思います!
コメントありがとうございます。JINです。
欲を出さず、長い目で見てコツコツ運用していくのがコツです。コツだけに。
お互いロスカットには気をつけましょう(^v^
真面目^_^
11%は結構良いですね。