ちょっとややこしい用語 ~ リスクオフとリスクオン

コロナショックに金融緩和、テーパリング・・・
そんな中で“リスクオフ”や“リスクオン”なんて言葉をよく耳にするようになりましたね
では、ここで問題です。
リスクオフとリスクオン、どっちがポジティブな用語でしょうか!!
リスクオンとリスクオフ
その国の経済状況や世界的に大きなイベントがあると株式市場や為替市場などに影響し、大きな価格変動を見せた時にニュースで“リスクオン”や“リスクオフ”という言葉をよく耳にすると思います。
投資を始めて間もない人がつまづきやすいのが、リスクオフとリスクオンという言葉です。
すでにベテランである方なら意味はわかるかと思いますが、初心者の方はきっと
- リスクがオンだからネガティブなニュースだ!
- リスクオンは、経済が危ない!安全資産に走るやつだ!!
と思っている方も多いでしょう。
こんな風に例に出すくらいなので、もちろん間違っていますが、
ここで改めて言葉の意味を確認して覚えていきましょう!
リスクオン
リスクオンは、リスクが高い金融商品への投資を増やすことです。
以前お話しましたが、基本的に人間というのはリスクを嫌います。しかし、リスクオン相場といわれる、投資家が次々にリスク資産に投資を行う場面があります。
ではなぜ、リスクの高い商品への投資を行うのか?
それは、「経済の先行きがどうなるか」というところにあります。
ブラックマンデーやリーマンショック、コロナショックなど世界経済は様々な危機を掻い潜ってきました。
そういった世界経済の危機的状況では、投資家は基本的にリスクの低い安全資産にシフトするという話を以前にしたかと思います。
安全資産については、以下の記事で紹介していますのであわせて読んでみてください。
反対に、世界経済が良好・先行きが明るいときには、投資家やトレーダーはリターンを積極的に追及しようとするので、リスク資産と言われるユーロや英ポンドなどが積極的に買われるのです。
そうしたことから、リスクオンというものが起きます。
つまり、世界中の投資家やトレーダーが積極的にリスクを取ることをリスクオンっていうんだね!
リスクオフ
リスクオフは、リスクが高い金融商品への投資を回避することです。
先ほどのリスクオンの説明でも言いましたが、世界経済の危機的状況では、投資家は基本的にリスクの低い安全資産にシフトします。
そのため、リスクの高い金融商品の価値が下がり、安全資産と呼ばれるものの価値が上がる傾向にあります。
世界中の投資家やトレーダーがリスクに対して消極的になっていることをリスクオフというんだね!
リスクオンやリスクオフ相場の特徴
リスクオンやリスクオフ相場には、それぞれ値動きの特徴があります。
リスクオン相場の特徴
まずはリスクオン相場の特徴ですが、リスクを取って儲けようとする動きが出ると市場にどういった影響が出るのか?ということについて解説したいと思います。
新興国・資源国などのハイリスク資産が積極的に買われる
リスクオンになると、投資家やトレーダーは大きくリスクをとり大きなリターンを得ようとするハイリスク・ハイリターンの相場心理にあるので、トルコリラ・メキシコペソ・南アフリカランドなどの新興国通貨や、豪ドル・ニュージーランドドルなどの資源国通貨が買われる傾向にあります。
これらに共通するのは、先進国に比べて金利が高いことにあります。
そのため、景気が良く経済が安定しているときであれば価値が大暴落することは早々ないので、ハイリスク商品を買うことで投資家やトレーダーは大きくリターンを得ようとします。
市場全体の値動きは比較的緩やかで持続性が高い
リスクオンの場合、市場全体の値動きは比較的緩やかです。
また、市場全体の値動きが緩やかなので長時間をかけて価格が上昇していく傾向にあります。
リスクオフ相場の特徴
つぎにリスクオフですが、投資家がリスクを取りたくないと思って投資を行う場合に、市場にどういった影響が出るのかについて解説します。
安定感のある通貨や安全資産と呼ばれる金融資産が買われる
リスクオフになると、多くの投資家やトレーダーはリスクを回避しようとする心理が働くので、世界の基軸通貨である米ドルや安定感のある日本円、金(ゴールド)などが買われる傾向にあります。
市場全体の値動きは比較的激しい
リスクオフの場合、市場全体の値動きは比較的激しいです。
多くの投資家やトレーダーが世界経済に対して不安感を抱いていてネガティブな相場心理にあるので、経済指標や要人発言などで悪い材料が出るとハイリスク商品をすべて売り払うので、かなりの確率で下落が起きます。
そうした下落が起きると、買いポジションのストップロスを巻き込むのでさらに勢いを増して急落や大暴落が起きます。
ですが、ある程度の価格まで下落すると多くの投資家やトレーダーが買いたいという相場心理が働くので急騰することがあります。
そのため、リスクオフのときは市場全体の値動きが激しくなる傾向にあります。
リスクオンとリスクオフを理解してノックアウト・オプションを活用してみよう!
もちろん前述の例が必ず起きるということではありません。そういう傾向にある、ということを頭に入れて市場と向き合うと良いでしょうね。
つまり、リスクオンのときは基本的にハイリスク資産が上昇傾向にあって、リスクオフのときは、安定した安全資産が上昇傾向にあるんだね!
これさえ押さえれば、許容できる範囲でリスクを取ってノックアウト・オプションで大勝負することが可能だ!
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過去に解説したノックアウト・オプションについての記事も読んでみてくれよな!
リスクオンだからといって自分の人生をリスクにさらして良いわけじゃないからね!くれぐれも生活に支障が出る資金は投入せず、余剰資金で投資しよう!
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