中国経済の見通しが明るい今、買いを検討したい中国株TOP5

中国経済が回復の兆しを見せている今日このごろ

というわけで今注目しておきたい中国株をご紹介しますね

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※ビッグウェーブおじさんは関係ありません念のため

中国は世界第二位の経済大国であり、米国の証券取引所でも数十の中国企業が株式取引されています。

その中でもとりわけ「注目しておきたい中国株TOP5」を投資情報誌インベスターズ・ビジネス・デイリー（IBD）が紹介していました。

ソース先

Top 5 China Stocks To Buy And Watch

https://www.investors.com/news/top-china-stocks-to-buy-now/

中国経済に明るい見通し

ここ数年は中国株にとって厳しい状況が続いていました。

まず中国政府が強権的に取り組んできたゼロコロナ政策は経済に確実な打撃を与えました。これに加え『アリババ（BABA）』や『テンセント（TCEHY）』『ネットイース（NTES）』など大手ハイテク企業に対する規制・取り締まりもまた、中国経済への大きな逆風でした。

しかしここ最近はこれらの規制は緩和され始めており、2023年に向けて中国がより力強い成長を見せるだろうとの期待感が高まっています。

買う価値のある中国株TOP5

こうしたなかIBD誌が「いま購入を検討する価値のある中国株5選」を選出。

なお今回のTOP5には選ばれなかったものの、『テンセント（TCEHY）』『唯品会（VIPS）』『ZTO Express（ZTO）』『バイドゥ（BIDU）』の4銘柄が”買い時”に近づいていると同誌は記しています。

注目すべき中国株TOP5

自動車メーカー『BYD（BYDDF）』
旅行会社『トリップドットコム（TCOM）』
eコマース企業『アリババ（BABA）』
テクノロジー企業『ネットイース（NTES）』
自動車メーカー『リ・オート（LI）』

銘柄1『BYD（BYDDF）』

中国最大の電気自動車メーカーで、最近では中国最大の自動車会社に成り上がった『BYD（BYDDF）』。

BYD社は現在1.1万ドル〜16万ドル（約150万〜2180万円）の価格帯のEV車を販売しており、プラグインハイブリッドカー（PHEV）の生産数では世界最大。バッテリー式電気自動車（BEV）はまだ米テスラ社に遅れを取っているものの、その差はかなり縮まってきています。

決算と株価

BYD社は2022念第4四半期の純利益を73億元（約1,440億円）と報告しており、前年比＋1,100%以上の上昇を見せました。そして収益は＋120％の1,564億元（約3.08兆円）に達しています。

2022年全体の純利益は前年比＋446％の166億元（約3,270億円）となり、過去5年間の利益を合算した数字を上回っています。通年の収益は＋96％の4,240億元（約8.35兆円）です。

株価は現在下落しているものの、50日＆200日移動平均線を上回っています。

銘柄2『トリップドットコム（TCOM）』

中国のオンライン旅行会社で、様々な国で事業を展開する『トリップドットコム（TCOM）』。

何百万人もの人々が中国内外への旅行を熱望しており、中国の経済活動再開の恩恵を最も受けている企業のひとつです。

決算と株価

TCOM社の純利益は前年比でー1％だったものの、収益は＋38％で、マイナスの予想を覆しました。

同社は今後の旅行需要に非常に強気で、アナリストらも2023年から2024年にかけて需要が急成長すると予想しています。

株価は2022年10月の19.25ドルから急騰し、2023年1月27日には52週高値となる40.17ドルをつけていました。およそ2倍の上昇です。

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銘柄3『アリババ（BABA）』

『アリババ（BABA）』はクラウドコンピューティングや決済などに大きく関わる中国最大のeコマース企業です。

同社は厳しい規制当局の監視に何年も直面した後、事業部門を6グループに分割し、それぞれ独自の新規株式公開（IPO）や資金調達ができる体制を発表しました。

決算と株価

BABA社の純利益と収益の伸びはムラが多いものの、投資家たちは勢いを増す中国経済の波に任せて、同社のより力強い成長に賭けているようです。

株価は組織再編により50日＆200日移動平均線を超えて急騰。その後も50日線をわずかに上回りながら堅調に推移していましたが、現在はそれを下回っています。

銘柄4『ネットイース（NTES）』

『ネットイース（NTES）』は中国のモバイルゲーム大手です。

一世を風靡したバトロワゲーム『荒野行動』だけでなく、『ハリー・ポッター』や『ロード・オブ・ザ・リング』といった世界的な人気IPを使ったスマホゲームも提供しています。

決算と株価

2022年第4四半期の1株当たり純利益（EPS）は前年同期比でー32％、収益もー4％となりました。

株価は昨年10月下旬に52週安値の53.09ドルまで下がりましたが、現在は90ドル付近まで回復しています。今年3月23日には50日移動平均線を上回り、トレンドラインを突破しました（過去の高値と高値を結ぶ線から上に抜けること）。

銘柄5『リ・オート（LI）』

中国新興EVメーカー御三家のひとつとされる『リ・オート（LI）』。

高級ハイブリッド・スポーツタイプ多目的車（SUV）を製造していますが、ラインナップの拡大につれ価格を引き下げており、非SUV車の登場も間近に迫っています。

決算と株価

LI社は急速に拡大しており、すでに利益を上げています。

一貫した利益を上げるのは難しいものの、コロナ規制の終了と生産の増加により、同社は2023年および2024年に急成長を遂げる見込みです。2023年3月には2万823台のハイブリッドSUVを納車しており、これは前年比＋89％／前月比＋25％。そして4月には売上高で新記録を樹立する可能性が高いのだそうでそうです。

ただし中国ではEVの価格競争が激化しており、それが今後懸念となるかもしれません。

2022年10月24日の52週安値12.52ドルからは大きく持ち直しており、2月2日には27.48ドルをつけました。

中国株はリスクとリターンをよく考えて投資するんじゃよ